櫛原 克哉/著 -- 青土社 -- 2022.6 -- 493.7

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中央 一般 Map /493.7/ク/こころ 0114496227 一般 利用可

資料詳細

タイトル メンタルクリニックの社会学
副書名 雑居する精神医療とこころを診てもらう人々
著者 櫛原 克哉 /著  
出版者 青土社
出版年 2022.6
ページ数 309,22p
大きさ 19cm
一般件名 精神医学 , 精神科病院
NDC分類(9版) 493.7
ISBN13桁 978-4-7917-7482-1
定価 ¥2400
内容紹介 生きづらさをかかえる人びとに寄り添う社会学。メンタルクリニックへの接近と離反を繰り返す患者、そしてそれに寄り添うスタッフへのインタビューを主軸に、現代の自己変容のかたちを紐解く。

目次

序章 メンタルクリニックの社会学
  1 メンタルクリニックの増殖
  2 メンタルヘルスをめぐる問題と社会学
  3 本書の構成
第1章 メンタルクリニックの誕生
  1 「メンタルクリニック」とは何か
  2 メンタルクリニックの原点
  3 「神経科」の増加と神経症の時代
  4 広がるメンタルクリニック
  5 メンタルクリニックと現代
第2章 不安定な医療化
  1 反精神医学の系譜
  2 精神科診療所と治療対象の拡大
  3 「パーソナリティ」から「精神疾患」への転換
  4 「抗うつ薬の時代」
  5 認知行動療法の台頭
  6 さまざまな「自己のテクノロジー」
  7 不安定な医療化
第3章 トラブルの「実在」をめぐる問い
  1 診てもらうべきトラブルをめぐる問い
  2 身体トラブルの経験
  3 精神的なトラブルの発生源の有無
  4 「精神科に行くの…?」
  5 自己診断と認知をめぐる問題
  6 性格や人格の掘り下げ
  7 医療従事者はどう診るか
第4章 治療する自己
  1 精神科薬物療法
  2 薬効をめぐる語り
  3 脳神経化学的な<知識>の習得と<実感>の不在
  4 薬理作用と依存
  5 「カウンセリング」にふれること
  6 認知行動療法をめぐる語り
  7 追い求められた「根本」
第5章 「治る」と「治らない」のはざま
  1 医療者との関係のなかで
  2 どこまで治せるか
  3 診断の探求
  4 どこかで立ち止まること
終章 メンタルクリニックの「出口」