小田中 直樹/著 -- 筑摩書房 -- 2022.9 -- 201.2

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
中央 ティーンズ Map Y/201/オ/ 0114513203 児童書 利用可

資料詳細

タイトル 歴史学のトリセツ
副書名 歴史の見方が変わるとき
著者 小田中 直樹 /著  
叢書名 ちくまプリマー新書
出版者 筑摩書房
出版年 2022.9
ページ数 175p
大きさ 18cm
一般件名 歴史学-歴史
NDC分類(9版) 201.2
ISBN13桁 978-4-480-68436-3
定価 ¥780
内容紹介 歴史がつまらないといわれるのはなぜか。歴史学が科学として成立し、ひとつの学問領域として制度化された19世紀から21世紀初頭に至るまでの歴史学の歴史を概観。現在の歴史学のありようと特徴を明らかにする。
児童内容紹介 「歴史って面白い?」という質問に「いいえ」という答えが返ってくるのはなぜか。その原因はなにか。「歴史の面白さ」を伝えようとする歴史学者の努力という視点を大切にしながら、歴史学が科学として成立し、ひとつの学問領域として制度化された19世紀から、21世紀初頭に至るまでの歴史学の歴史を概観する。

目次

はじめに-歴史って、面白いですか?
歴史って面白い?/本書のめざすところ
第一章 高等学校教科書を読んでみる
原因は高等学校歴史教科書か?/ナショナル・ヒストリーではみえないもの/欠如モデルの問題点/記憶が排除される背景/つまらないのにも理由がある
第二章 「歴史を学ぶ」とはどういうことか
歴史学の父といえば?/実証主義と「記憶の排除」/公文書至上主義とナショナル・ヒストリー/資料批判と欠如モデル/科学としての歴史学の功罪/ランケ以後の歴史学
第三章 歴史のかたちはひとつだけじゃない
科学としての歴史学は良いとして/アナール学派の成立-フランス/労働史学の誕生-イギリス/世界システム論-アメリカ合衆国/「マルクスとヴェーバー」から-日本・その1/「下からの歴史」としての社会史学へ-日本・その2/モダニズムがもたらしたもの/歴史学に対するポスト・モダニズムの影響とは?
第四章 歴史の危機とその可能性
言葉とモノ/ソシュール、登場/言語論的転回と歴史学/歴史学者たちの対応・その1-受容/歴史学者たちの対応・その2-批判的考察/歴史学者たちの対応・その3-無視/ポスト・コロニアリズムも忘れちゃいけない/ポスト・コロニアリズムは、守備範囲を広げてゆく
第五章 世界がかわれば歴史もかわる
時代の節目、一九八九年/理論から実践へ/記憶研究(メモリー・スタディーズ)と個人的記憶/記憶研究と集合的記憶/ナショナル・ヒストリーとナショナリズム/グローバル化とグローバル・ヒストリー/一般のひとの位置や役割とは?/コミュニカティヴな実践としてのパブリック・ヒストリー
おわりに-歴史学の二一世紀へ
本書を要約すると/ランケ学派、強し/高等学校「歴史総合」教科書を読みなおす・その1-本文/高等学校「歴史総合」教科書を読みなおす・その2-本文以外/歴史学の二一世紀へ
参照あるいは言及した文献
あとがき