本郷 和人/著 -- 筑摩書房 -- 2020.2 -- 210

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
中央 ティーンズ Map Y/210/ホ/ 0114259492 児童書 利用可

資料詳細

タイトル 日本史でたどるニッポン
著者 本郷 和人 /著  
叢書名 ちくまプリマー新書
出版者 筑摩書房
出版年 2020.2
ページ数 215p
大きさ 18cm
一般件名 日本-歴史
NDC分類(8版) 210
NDC分類(9版) 210
ISBN13桁 978-4-480-68371-7
定価 ¥840
内容紹介 明石は鄙、大宰府はど田舎だった!? 外圧のない平安時代はまったりしていた? 天皇は伊勢神宮を参拝していなかった? 日本がひとつの国として成立する過程や国民性、宗教などを解説する。
児童内容紹介 日本という国は、ひとつの民族が、ひとつの言語を使い、ひとつの国家を形成して、長い長い歴史を持っていると習います。けれどそれは明治時代から戦前までの教育の名残です。では、どのように今の日本になったのでしょうか?日本の国民性、世襲、歴史と宗教の関係などについて解説します。

目次

第一章 日本は最初からひとつの国だったのか
  日本は地政学的に恵まれている
  最初は西日本中心の国だった
  大和朝廷の頃は宮崎あたりまでが日本
  関東は統治の及ばない田舎だった
  明石も鄙、大宰府はど田舎だった
  法の及ばない関東で力を蓄えた源頼朝
  東北地方に花開いた平泉政権
  再び京都を中心とした室町幕府
  都から遠い東北地方は治める気なし?
第二章 外圧でしか変わらないニッポン
  外圧で国のあり方が大きく変わる
  最初の「外圧」は“白村江の戦”での敗戦
  日本人には合わない「科挙」は見送りに
  外圧のない平安時代はまったりしていた
  唐物文化に対抗して侘び寂びが生まれた
  戦国時代を終焉させた鉄砲という「外圧」
  ペリー来航で自分たちの遅れに腰を抜かす
  「外圧」で西洋化、天皇と国民の関係も変わった
第三章 世襲バンザイ!
  「才能」より「世襲」が力を持つ日本
  唯一「世襲」がなかった明治政府
  「世襲」のいいところは競争がないこと
  「世襲」できる人は幸いである
  「地位より人」を重視するのが日本
  武家政権では将軍という地位が無力化
  「才能」より「血」が大事
  家の繁栄のために「血」を利用
  天皇家の存続は何よりも大事
第四章 日本の歴史と宗教の関係
  仏教が受け入れられたのは神道が多神教だったから
  中世の仏教を引っ張った二つの密教
  俗界の身分が聖界でも維持される
  やさしい仏教が庶民に広まる
  仏教でも血のつながりが重視される
  日蓮宗と禅宗も学問の必要ないやさしい仏教
  宣教師は一向宗を敵認定
  キリスト教のほうが庶民に寄り添っている
  お経はなぜ翻訳されなかったのか
第五章 日本史を学ぶ意義
  知ることの大切さ
  日本史を学ぶ意味
  より深く学び因果関係を考える
  歴史学は思考法の実験場