稲垣 栄洋/著 -- 筑摩書房 -- 2020.6 -- 467.5

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
中央 ティーンズ Map Y/467/イ/ 0114292345 児童書 利用可

資料詳細

タイトル はずれ者が進化をつくる
副書名 生き物をめぐる個性の秘密
著者 稲垣 栄洋 /著  
叢書名 ちくまプリマー新書
出版者 筑摩書房
出版年 2020.6
ページ数 189p
大きさ 18cm
一般件名 進化論 , 生物多様性
NDC分類(8版) 467.5
NDC分類(9版) 467.5
ISBN13桁 978-4-480-68379-3
定価 ¥800
内容紹介 「平均的な生き物」なんて存在しない。個性の数は無限大。植物学者・稲垣栄洋が、唯一無二の生命をつなぐために、生き物たちがとってきたオンリーワンの生存戦略を紹介し、個性の秘密を解き明かす。
児童内容紹介 「平均的な生き物」なんて存在しない。個性の数は無限大。そして、個性こそが武器になる。オナモミが、性格の異なるふたつの種子をもつ意味は?ニュージーランドのキウィは、なぜ飛ばない鳥になった?唯一無二の生命をつなぐために、生き物たちがとってきたオンリーワンの生存戦略を紹介し、個性の秘密を解き明かす。

目次

はじめに
一時間目 「個性」とは何か?
雑草を育てることは難しい?/遅く出る芽に価値はあるのか?/自然界は個性にあふれている/タンポポの花の色に個性がない理由/必要だから個性はある/ジャガイモの悲劇/「個性」のまったくない世界/個性と社会性/たった一つの個性/個性の数は無限大/九八パーセントのDNAの役割/自分以外にはなれない
二時間目 「ふつう」とは何か?
人間はたくさんが苦手/人間の脳の限界/「たくさん」を理解する方法/人間が作り出した「ものさし」/均一化される世界/比べるためのアイデア/自然界のばらつき/「ふつう」という幻想/はずれ者が進化をつくる/違うことに意味がある/ものさしで測れるものと測れないもの
三時間目 「区別」とは何か?
本当は何の区別さえもない/富士山はどこにある?/境界を引いて区別する/人間とサルとの境界線/生物は分類できる?/タンポポとチョウチョと私/そして脳は比べたがる/それは差別になる/本当は知っている美しさ
四時間目 「多様性」とは何か?
遺伝的多様性と種の多様性/どうして、いろいろな花があるの/オンリー1か、ナンバー1か/ナンバー1しか生きられない?/オンリー1が生き残る/ナンバー1になれるオンリー1のポジション/ニッチという考え方/ミミズだって生きている/場所が悪いのだ/ニッチがヒントを与えてくれる理由
五時間目 「らしさ」とは何か?
ナンバー1になる方法/フィールドは自分で作る/得意なことはあるけれど…/「らしさ」で勝負する/誰もゾウを知らない/あなたは丸? それとも三角?/それは思い出の中にある/図鑑どおりでなくていい
六時間目 「勝つ」とは何か?
おのおの花の手柄かな/人間は勝ち負けが好き/競争がすべてではない/負けたっていい/苦手でも少しやってみる/敗者が進化する/進化する負け方/先祖の出会いに感謝する
七時間目 「強さ」とは何か?
弱いことが強さ/雑草は弱い?/雑草は森の中には生えない/強さにはいろいろある/強いものが勝つとは限らない/人間も弱い生き物
八時間目 「大切なもの」は何か?
雑草は踏まれても…/大切なことは?/成長を測る二つの方法/それでも高さで測るしかない/踏まれて生きる/固さと柔らかさを併せ持つ/踏まれることはつらいこと?/本当に大切な成長
九時間目 「生きる」とは何か?
木と草はどちらが進化形?/命短く進化する/永遠であり続けるために/生きることに力はいらない/空を見上げてみよう
おわりに