筒井 淳也/著 -- 筑摩書房 -- 2020.9 -- 304

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
中央 ティーンズ Map Y/304/ツ/ 0114315476 児童書 利用可

資料詳細

タイトル 社会を知るためには
著者 筒井 淳也 /著  
叢書名 ちくまプリマー新書
出版者 筑摩書房
出版年 2020.9
ページ数 221p
大きさ 18cm
一般件名 社会
NDC分類(8版) 304
NDC分類(9版) 304
ISBN13桁 978-4-480-68382-3
定価 ¥840
内容紹介 「社会」という言葉は様々な形で使われていて、普段は存在を意識しないが、実態はとても曖昧だ。では、どうすれば「社会」を理解できるのか? 複雑化、副作用、絡み合う因果関係など、その特徴をわかりやすく伝える。
児童内容紹介 「社会」は決して思い通りにならないものであり、しかし他方で、動かす余地がいくらでもあるものである。なぜこんなにも様々なリスクにさらされてしまうのか?意図せざる結果が起きてしまうその理由とは?家族社会学、計量社会学を専門とする著者が、若い人に向けて、「社会」に向き合うときに知っていてほしいことを説く。

目次

はじめに
第一章 「わからない世界」にどう向き合うか
1 世界は思っているより「わからない」
2 世界は思っているより「緩い」
3 専門化する社会
4 「わからないこと」が増えていく
5 絡み合う社会
6 動き続ける社会
7 自分たちで作り上げたよくわからない世界
8 本書について
第二章 専門知はこうしてつくられる
1 社会と切り離される専門知
2 社会をかたちづくる専門知
3 自分の土俵をつくらない学問
4 社会全体の理論-グランド・セオリー
5 哲学の動向と社会学
6 社会の認識は、社会のあり方の認識に依存する
第三章 変化する社会をどう理解するか
1 「すでに作られた環境」に投げ込まれる人間
2 人間と社会についての二つの見方
3 人間が社会を作るが…
4 個人と社会の「緩い」関係
5 副作用
6 陰謀論を生み出す欲望
7 意図と結果の緩みのない関係
8 「緩い」ほうが「科学的」?
第四章 なぜ社会は複雑になったのか
1 社会の規模
2 社会の厚み
3 近代化
4 分業による連帯
5 分業をめぐる壮大な意図せざる結果
6 保守主義と理性の限界
7 思い通りにならない経済
8 官僚制
9 変わってしまった世界
第五章 変化のつかまえ方
1 社会を記述する
2 記述より説明?
3 「原因と結果」以外の説明
4 親子関係の変化を説明する
5 見えにくいところに光を当てる
6 理論の意味
7 自然言語による「理論」
8 「一回きり」でも理論?
第六章 不安定な世界との付き合い方
1 「不安定さ」と「意味のなさ」
2 不安の中で生きること
3 日常生活に潜むリスク
4 不安定な中の舵取り
5 社会と安定
6 どこまで責任を負わすのか?
7 理屈と議論
8 社会は「他でもあり得る」
あとがき
読書案内まとめ