加藤 秀一/著 -- 有斐閣 -- 2017.4 -- 367.1

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中央 一般 Map /367.1/カ/ 0113952212 一般 利用可

資料詳細

タイトル はじめてのジェンダー論
著者 加藤 秀一 /著  
叢書名 有斐閣ストゥディア
出版者 有斐閣
出版年 2017.4
ページ数 10,228p
大きさ 22cm
一般件名 性差
NDC分類(8版) 367.2
NDC分類(9版) 367.1
ISBN13桁 978-4-641-15039-3
定価 ¥1800
内容紹介 いまだに不当な性差別や性暴力がはびこる現代社会。人はなぜ、女か男かという性別にこだわるのか。その<分類>をいかに意味づけ、社会制度に組み込んでいるのか。<分類>する実践に着目したジェンダー論の入門書。

目次

CHAPTER 1 ジェンダーとの遭遇
1 さまざまなジェンダー現象
2 私たちは<分類>する
CHAPTER 2 「女」「男」とは誰のことか
1 妊娠・出産する男性?
2 マイノリティとマジョリティ
3 性分化とインターセックス
4 二元的性別という「現実」
5 「性別の基準」をめぐる考察
6 アイデンティティと権力
CHAPTER 3 性別という壁を乗り越える人々
1 トランスジェンダーとは
2 日本社会の中のトランスジェンダー
CHAPTER 4 ジェンダーは性と愛をも枠づける
1 セクシュアリティ,アイデンティティ,権力関係
2 性自認と性的指向
3 同性愛という<カテゴリー>の発明
4 日本社会における同性間性愛
5 差別への抵抗
6 クィアから未来へ
CHAPTER 5 「男なんだから,男らしくすべき」は論理じゃない
1 男と女は別の惑星からやってきた?
2 性差の語られ方
3 性差とは集団間の違いである
4 集団間の違いは個人間の違いとイコールではない
5 性役割
6 性差と性役割
CHAPTER 6 科学や数学は女には向いていない?
1 女性の科学者が少ないのは,女性には不向きな職業だから?
2 性差の生物学的要因
3 進化
4 生物学におけるジェンダー的偏見
5 生物学的性差の語られ方
CHAPTER 7 ジェンダーの彼方の国はどこにある
1 女道と男道
2 「女の子の国」と「男の子の国」
3 ピンクカラーと女性役割
4 女らしい進路,男らしい進路?
5 学校文化と隠れたカリキュラム
6 メディアとジェンダー
CHAPTER 8 男が少女マンガを読むのは恥ずかしい?
1 少女マンガ/少年マンガという<分類>の不可思議
2 「青少年性行動」調査から見る変遷
3 「草食系男子」は実在するか
4 性教育バッシング
CHAPTER 9 <被害者>の視点と<加害者>の視点
1 性暴力の<意味>
2 暴力をどう定義すべきか
3 性暴力の概念をめぐる誤解・曲解
4 文化の違い?
5 ジェンダー・バイアスと強姦神話
CHAPTER 10 「わいせつ」と「レイプ」は同じ罪なのか
1 性暴力の<分類>に着目する
2 強姦罪とわいせつ罪
3 セクシュアル・ハラスメント
4 二次被害と性暴力の再生産
5 男性の被害
6 終わりに
CHAPTER 11 「女性差別は終わった」という残念な妄想
1 女性優遇は男性差別?
2 男女間の賃金格差の現状
3 男女経済格差をもたらす企業側の要因1
4 男女経済格差をもたらす企業側の要因2
CHAPTER 12 ワーク・ライフ・バランスを阻むものは何か
1 男女賃金格差をもたらす労働者側の要因
2 職場における女性の身体
3 「少子化」問題とワーク・ライフ・バランス
CHAPTER 13 女は子どもを産んで一人前?
1 「母性」という幻想
2 リプロダクティブ・ヘルス&ライツ
3 わたしの身体,わたし自身
4 生殖テクノロジーが照らし出すもの
5 最後に