宮崎 裕助/著 -- 青土社 -- 2024.5 -- 135.5

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
中央 一般新刊 /135.5/デ/ 0114803877 一般 貸出中

資料詳細

タイトル 読むことのエチカ
副書名 ジャック・デリダとポール・ド・マン
著者 宮崎 裕助 /著  
出版者 青土社
出版年 2024.5
ページ数 426,24p
大きさ 20cm
NDC分類(9版) 135.5
ISBN13桁 978-4-7917-7645-0
定価 ¥3600
内容紹介 読み解くことの不可能性を前にしながら、わたしたちは日々テクストに向き合い、コミュニケーションをとり生きている。ジャック・デリダとポール・ド・マンのテクストに真摯に向き合いながら織りなす「読むこと」の省察と実践。

目次

序論 読むことのエチカにむけて
1 読むことの出来事としての脱構築
2 誰が読むことを恐れているのか
3 読解不可能性の定言命法
Ⅰ プラグラマトロジーの開始
第1章 ミニマル・コンセンサスの条件
1 コミュニケーションとテレコミュニケーション
2 破門としてのコミュニケーション
3 ミニマル・コンセンサスの要請
第2章 行為遂行的矛盾をめぐる不和
1 行為遂行的矛盾を媒介とした討議倫理学の定礎
2 討議倫理学の脱構築
3 脱構築のミニマルな「倫理」
第3章 ソシュールのグラマトロジー
1 ソシュールvsデリダ?
2 ソシュール記号学の要諦
3 『グラマトロジーについて』のソシュール読解
4 ソシュールのグラマトロジー
5 プラグラマトロジーのほうへ
第4章 限定的ミメーシスから全般的ミメーシスへ
1 『散種』の構成
2 マラルメ読解のミメーシス論
3 ミメーシス論の射程
第5章 革命の印璽から残ったもの
1 真理の裏切り
2 いくつものイメージ=言語
3 革命のイメージをめぐって
Ⅱ 美的なものの物質性
第6章 美的情動批判
1 批評と(しての)政治の問い
2 「エステティックなもの」の両義性
3 美学イデオロギーの問題
4 美学イデオロギーの現在
第7章 美学イデオロギーの回帰
1 シラーのカント受容の問題
2 カントにおける物質的視覚
3 ド・マンの歴史的唯物論のために
第8章 芸術の過去性と物質性
1 象徴と記号
2 想起と記憶
3 芸術のプロレプシス
第9章 来たるべき文献学にむけて
1 データベースによる人文学の空間化
2 精読を介した人文学の歴史化
Ⅲ 約束のアレゴリー
第10章 読むことの盲目と洞察
1 読解不可能性の読解
2 ド・マン的脱構築の導入
3 ド・マンによるデリダのルソー読解批判
4 文学的洞察の盲目性
5 デリダ的脱構築とド・マン的脱構築のあいだ
6 脱構築における<法の思考>にむけて
第11章 修辞的、遂行的
1 脱構築的形式化
2 修辞的脱構築
第12章 法のテクスト/テクストの法
1 全面的譲渡
2 ズレ
3 いわば
4 有機体メタファーの脱構築
5 立法
6 指示作用性のアレゴリー
第13章 弁解、機械、ランダムネス
1 脱構築の技術的使用をめぐって
2 罪を弁解する罪
3 機械的決定のランダムネス
第14章 弁解機械作動中
1 デリダのド・マン批判?
2 ルソーの「盗まれたリボン」を読む
3 告白という自己露出
4 ルソー「第四の散歩」を読む
5 ルソーの弁解機械