新城 道彦/著 -- 法政大学出版局 -- 2011.8 -- 221.06

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中央 一般 Map /221/シ/ 0113235899 一般 利用可

資料詳細

タイトル 天皇の韓国併合
副書名 王公族の創設と帝国の葛藤
著者 新城 道彦 /著  
叢書名 サピエンティア
出版者 法政大学出版局
出版年 2011.8
ページ数 10,401,21p
大きさ 20cm
一般件名 朝鮮-歴史-日韓併合時代(1910~1945)
NDC分類(8版) 221.06
NDC分類(9版) 221.06
ISBN13桁 978-4-588-60319-8
定価 ¥4000
内容紹介 併合と同時に、天皇は韓国皇室のために特殊な身分を創設した。朝鮮統治の安定と大義名分をかけて、その処遇に苦慮した日本政府や官僚の状況を、膨大な資料から読み解く。

目次

序章 見過ごされた王公族
1 問題の所在
2 研究史の整理と王公族研究の意義
3 本書の構成
第一章 韓国併合と王公族の創設
1 伊藤博文の韓国宮中改革
2 保護から併合へ
3 条約締結をめぐる駆け引き
4 遅れた条約公布
5 「王」として冊立し「李王」と称す
6 「皇族ノ礼」の可視化
7 王公族は皇族にあらず
第二章 梨本宮方子の婚嫁計画と王公族の法的地位
1 李王家の経済状況
2 婚嫁計画の端緒
3 伊東巳代治の皇室制度再査議
4 帝室制度審議会と枢密院の論争
5 「対等結婚」のために
6 王公族と琉球王の序列
7 皇室典範の増補
第三章 李太王の国葬と三・一運動
1 公表か秘匿か
2 不文律の国葬条件
3 仕立てられた李太王の功績
4 「民族代表」の意図と独立機運の拡散
5 三月一日の背景
6 寂寞たる国葬と盛況たる内葬
7 内地式国葬の総括
第四章 季王の国葬と朝鮮古礼の尊重
1 予期せぬ薨去
2 死後の元帥就任
3 朝鮮古礼の尊重
4 <日本>の国葬と儀仗隊
5 大義名分をめぐる角逐
6 <個別>の肯定と<独立>の否定
第五章 李【ガン】の散財と公家存続をめぐる葛藤
1 困窮する公族
2 李王の謝罪誓約書案
3 三・一運動直後の失踪
4 「公」の返上願い
5 根拠なき李王職批判
6 「皇族ノ礼」の適用範囲
第六章 王公家軌範の制定と王公族の範囲
1 冊立詔書と世襲の権利
2 王公族の認定基準
3 王世子の子は王族か
4 <日本>の消滅と日本への帰化
5 身分の廃止と国籍問題
第七章 朝鮮貴族の家政破綻と天皇の体面
1 侯伯子男爵の誕生と継承
2 厳しい家政状況
3 尹沢栄侯爵家の破綻
4 趙東潤男爵家の財産整理
5 昌福会の設立と没落貴族の救済
6 華族化と参政権の付与
終章