小池 陽慈/著 -- 河出書房新社 -- 2023.10 -- 817.5

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
中央 ティーンズ新刊 Map Y/817/コ/ 0114622251 児童書 利用可

資料詳細

タイトル ぼっち現代文
副書名 わかり合えない私たちのための<読解力>入門
著者 小池 陽慈 /著  
叢書名 14歳の世渡り術
出版者 河出書房新社
出版年 2023.10
ページ数 217p
大きさ 19cm
一般件名 国文-評釈
NDC分類(9版) 817.5
ISBN13桁 978-4-309-61758-9
定価 ¥1420
内容紹介 読解力のある人は「他人の気持ち」がわかるの? 自身も人間関係に悩む経験をもつ気鋭の現代文講師が、詩、批評、童話、小説等10作品の読み解き方を紹介し、「人とわかり合う」ことについて考える。
児童内容紹介 「この時の登場人物の気持ちを答えなさい」という問題に、正解はあるの?他人の心なのに…?人間関係に悩む経験を持つ現代文の講師が、「走れメロス」「なめとこ山の熊」など、詩、評論、童話、小説全10作品の読み解き方を紹介し、「だれかとわかり合う」ことについて考える。

目次

はじめに
第1章 わかり合えない二人 心情を考える(1) 『おにたのぼうし』あまんきみこ
登場人物は、どんな気持ち?(1) 原因→心情
登場人物は、どんな気持ち?(2) 原因→心情→言動
「語り手」って、なんだろう
第2章 人の気持ちって… 心情を考える(2) 『走れメロス』太宰治
気持ちのお約束
でも、他者の気持ちって…
セリヌンティウスのウソ…?
第3章 本当の友情とは 主語と述語 『友情を哲学する 七人の哲学者たちの友情観』戸谷洋志
何が-どうする、どんなだ、何だ
<述語>は読み書きのポイント!
あなたがどんな人でもかまわない…
第4章 対話って難しい 言葉の知識を増やす 『対話の技法』納富信留
言葉をたくさん覚えよう
やっぱり、わかり合いたい
言葉を交わすということ
聴くこと、聴いてもらうことの難しさ
第5章 親子という他者 表現の工夫 「子供」石垣りん
かっこよく言ってみよう
詩は難しい!
もっと深く考えてみよう
もう一度、遠近法について
第6章 ひとりぼっちの「私」 接続表現 「私は思考する、故に、私は存在する」ルネ・デカルト
つなぐ言葉は大切です
もう、あれもこれもそれも何も、信じないぞ…
世界には、私しかいない…?
第7章 伝えきれない思い 指示語 『まとまらない言葉を生きる』荒井裕樹
明日、あれを持ってきてください。
せめて、この言葉だけでも
言葉の向こう側
第8章 わたしを消さないで メッセージを読む 『ヒロシマの歌』今西祐行
メニューと違います
あなたは…誰…?
わたしを消さないで
第9章 その声は、誰の声ですか 経験と感想 『彼女の「正しい」名前とは何か』岡真理
その経験から、何を感じたのか
私たちが耐えられないこと
その怒りは、誰の怒り…?
代弁という暴力
第10章 無言を胸に 文章を読むということ 『なめとこ山の熊』宮沢賢治
つながる言葉
事実を語り直す「私」
すれちがうものたち
おわりに