本田 由紀/著 -- 筑摩書房 -- 2021.10 -- 302.1

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
中央 ティーンズ Map Y/302/ホ/ 0114421548 児童書 利用可

資料詳細

タイトル 「日本」ってどんな国?
副書名 国際比較データで社会が見えてくる
著者 本田 由紀 /著  
叢書名 ちくまプリマー新書
出版者 筑摩書房
出版年 2021.10
ページ数 271p
大きさ 18cm
一般件名 日本
NDC分類(9版) 302.1
ISBN13桁 978-4-480-68412-7
定価 ¥920
内容紹介 今まで「あたりまえ」と思い込んでいたことが、実は「変」だったかも!? 家族、ジェンダー、学校、友人、経済・仕事、政治・社会運動といった日本社会のさまざまな面を世界各国のデータと比べ、日本の特徴をあぶり出す。
児童内容紹介 「“女は理系に弱い”などステレオタイプが強固」「男性の家事・育児・介護時間は30カ国で最少」「通う高校で人生が左右されてしまう構造」…。家族、ジェンダー、学校、友だち、経済・仕事、政治・社会運動といった特定の社会領域に焦点を当て、国際比較データを用いながら、日本という国の特徴をあぶり出す。

目次

はじめに
日本がどんな国か確かめよう/他の国と比べてみよう/国際比較をするときに気をつけるべきこと/本書の内容/各国の説明
第1章 家族
家族とは/変容する日本の家族の「かたち」/日本で急速に進む少子高齢化/少子高齢化の原因/家族間の関係/親も子どもも忙しい/家庭内の暴力/家族に求められる責任と家族間の格差/自由な個人へ
第2章 ジェンダー
日本の病巣としてのジェンダー/公的な立場から排除される「女性」/仕事の中での不平等/実現できていない「女性活躍」/男性の「家庭進出」の停滞/「ケアレスマン」が前提になった社会/浸透する「~らしさ」の罠/ジェンダー・ステレオタイプが充満する社会/女性に浴びせかけられるハラスメント/古臭く、問題解決に消極的な政治家たち/なぜジェンダー平等が大事なのか
第3章 学校
あなたが通っている学校は「あたりまえ」か/日本の「学校」はすばらしい?/「学力は高い。しかし…」/日本の「学校」での授業の特徴/多人数の生徒がひしめく教室内/都道府県間の格差/教員の多忙さ、ICT化の遅れ、理不尽な校則/日本の教育制度の特徴としての高校間格差/「学校」の意義?
第4章 友だち
「孤独・孤立対策」の浮上?/「社会関係資本」と「親密性」/子ども・若者にとっての「友だち」/「友だち」が多い・少ないのはだれか/「スクールカースト」と「いじめ」/大人にとっての「友だち」/どんな人に「友だち」が少ないのか/同性で固まる「ゆがみ」/「友だち」ではない他者にも冷酷な日本/「友だち」問題は社会の問題
第5章 経済・仕事
かつては「すごかった」日本の経済と企業/今はすごくない日本の経済と企業/なぜこうなってしまったのか/いろいろおかしな日本の働き方・働かせ方/働くことへの考え方に見られる特徴/最低限、必要なこと
第6章 政治・社会運動
民主主義はオワコンなのか/国際比較と推移から見た日本の投票率/日本の若者は保守化している?/他国との比較から見た日本の若者の政治意識/なぜ日本の若者は政治意識が希薄なのか/政府の責任をどう考えるか/政治と社会運動を、取り戻す
第7章 「日本」と「自分」
「日本がだめでも自分がOKならいいじゃん」/見つからない意味、低い自己効力感、強い不安/鬱屈の社会的背景/「自分」にとっての「日本」/だめをだめでなくしてゆくために/原因と展望/日本を超えて
あとがき