岩田 真由子/著 -- 八木書店出版部 -- 2020.4 -- 362.1

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中央 一般 Map /362.1/イ/ 0114354939 一般 利用可

資料詳細

タイトル 日本古代の親子関係
副書名 孝養・相続・追善
著者 岩田 真由子 /著  
出版者 八木書店出版部
出版年 2020.4
ページ数 14,445,23p
大きさ 22cm
一般件名 家族制度-歴史 , 親子関係-歴史 , 日本-歴史-奈良時代 , 日本-歴史-平安時代
NDC分類(8版) 362.1
NDC分類(9版) 362.1
ISBN13桁 978-4-8406-2235-6
定価 ¥10000
内容紹介 日本古代の親子関係の特質を明らかにし、歴史上の転換点と、その関係の変質について探る。親子が密接に関わる、元服儀、老親の供養・介護、追善、相続などを素材にして、その実態を明らかにし、両者の関係の位相を読み取る。

目次

序章 本書の課題と構成
第一節 本書の課題
第二節 本書の構成と各章の論点
第一部 孝養と服喪
第一章 老人扶養・介護と家族の役割
はしがき
第一節 説話にみえる孝養と家族形態
第二節 譲状・解文にみえる孝養と家族の役割
むすび
第二章 八・九世紀の侍・侍解と孝養
はしがき
第一節 律令国家による老人福祉
第二節 官人の親に対する孝養
第三節 九世紀における官人の孝思想の展開
むすび
第三章 日本古代の服解
はしがき
第一節 養老令にみえる服解の制度
第二節 奈良時代の服解
第三節 奈良時代末から平安時代中期の服解
第四節 実父母・養父母に対する服解
むすび
第二部 追善と財産相続
第四章 古代の追善と親子意識
はしがき
第一節 古代における追善の実態
第二節 自己の迫善に対する行動
第三節 孝養と親子意識の変容
むすび
第五章 平安時代の悔返
はしがき
第一節 大江公仲の悔返と大江仲子・有経の相論
第二節 萌芽期の悔返の実態と明法家による法理の展開
むすび
第六章 死骸敵対・父子敵対の発生
はしがき
第一節 父子敵対・死骸敵対の特徴
第二節 死骸敵対の観念の発生
第三節 死骸敵対観念の成立
むすび
第三部 王権と親子関係
第七章 追善からみた親子関係と古代王権の変質
はしがき
第一節 『西宮記』にみる追善規定
第二節 嵯峨太上天皇の遺詔の画期性
第三節 醍醐・朱雀朝以降の追善
むすび
第八章 元服儀からみた親子意識と王権の変質
はしがき
第一節 天皇家の元服儀
第二節 皇太子の元服儀における中宮・皇后の関与
第三節 元服儀にみえる天皇拝謁
第四節 元服儀からみた天皇と太上天皇との関係
むすび
第九章 宇多・醍醐朝における天皇家の親子意識
はしがき
第一節 醍醐天皇皇子元服に対する宇多法皇の関与
第二節 宇多上皇と醍醐天皇の現実的親子関係
むすび
第十章 元服儀からみた母后の役割とその変質
はしがき
第一節 母后藤原穏子の元服儀への関与
第二節 天皇元服儀の変質
第三節 院政期の元服儀
むすび
第十一章 平安時代前期における親王出家とその処遇
はしがき
第一節 平安時代前期の親王出家の特質
第二節 親王出家の増加の影響
第三節 親王出家者に対する処遇とその淵源
むすび
終章 日本古代親子関係の特質
第一節 各章の結論
第二節 日本古代親子関係の特質