森 真一/著 -- 筑摩書房 -- 2014.11 -- 361.3

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
中央 書庫 Map Y/361/モ/ 0113618771 児童書 利用可

資料詳細

タイトル 友だちは永遠じゃない
副書名 社会学でつながりを考える
著者 森 真一 /著  
叢書名 ちくまプリマー新書
出版者 筑摩書房
出版年 2014.11
ページ数 167p
大きさ 18cm
一般件名 人間関係
NDC分類(8版) 361.3
NDC分類(9版) 361.3
ISBN13桁 978-4-480-68924-5
定価 ¥780
内容紹介 凝り固まって息苦しいように感じられる人間関係や社会も、「一時的協力理論」というフィルターを通すとちょっと違った成立の姿が見えてくる。そんな社会の像や、そこに見いだせる可能性を考える。
児童内容紹介 今日協力してくれた相手が、明日も協力してくれるとはかぎらない-。人間の行為や態度は本来「不確か」である、という事実を重視するPCT(一時的協力理論)について解説する本。社会が一時的協力でなりたっている様子を説明し、集団・組織が一時的協力を持続可能な協力へと変換する方法などを検討する。

目次

はじめに
第一章 「無縁社会」って本当ですか?
1 無縁社会という捉え方
テレビ番組「無縁社会」の反響/「無縁」とされる人たち/縁とは何か
2 つながりのきっかけが変わってきた
重要だった血縁と地縁/縁の拡散/ネットワーク上のノットワーキング
3 無縁社会説が見逃していること
インターネット中継/ネット中継は縁ではないか/振り込め詐欺が示唆すること
第二章 「一時的協力」で考えてみよう
1 一時的協力理論とは何か
2 人と人との協力のあり方
他者に嫌われたと感じるとき/他者のことが嫌いになるとき/不安や怒りを意識しないでいられるのは/相互行為儀礼ルール/等価交換ルール/均衡ルール/対等ルール/顔のない男/ルールも日々更新されている
3 協力に協力してくれる存在
いま・ここにはいない死者たち/動物が縁になる/マンガ本に励ましをもらう/協力のあり方は変化する
第三章 集団・組織での一時的協力とは
1 一時的協力はいつも不確か
常に変化する状況/不確かさを減らす
2 協力を持続可能にする工夫
一時的協力では困る集団/お金と脅しを動機に/集団の境界の効果/[実験]青い眼・茶色の眼/競争原理を使ってグループをまとめる/「Dデパートの社員」というアイデンティティ
3 集団における一時的協力の見直し
変質する集団の意識/あらためて、ノットワーキングとは/境界を横断する子どもたち/境界を越えた一時的協力/ボランティアでみられる一時的協力/協力の仕組みの工夫
第四章 一時的協力理論がひらく可能性
1 ほころびだらけでも大丈夫な社会
完全でなくてもいいんだ/適切な協力は難しい/ほとんどうまくいかない協力
2 協力しないことの意義
「いじめ」に協力してしまったとき/友人関係をほどくこと/親子関係を離れる意義/子を支える対等ルール
3 集団の存在意義を獲得する
集団内の協力が続かない理由/協力する意味の必要性/協力の相手から意味をもらう/聞き書きによる一時的協力/一時的協力による共創
おわりに