小川 剛生/著 -- 筑摩書房 -- 2020.10 -- 914.45

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
中央 ティーンズ Map Y/914/ヨ/ 0114322928 児童書 利用可

資料詳細

タイトル 徒然草をよみなおす
著者 小川 剛生 /著  
叢書名 ちくまプリマー新書
出版者 筑摩書房
出版年 2020.10
ページ数 191p
大きさ 18cm
一般件名 徒然草
個人件名 吉田 兼好
NDC分類(8版) 914.45
NDC分類(9版) 914.45
ISBN13桁 978-4-480-68385-4
定価 ¥800
内容紹介 「無常観を主題とした遁世者の随筆」と言われがちな吉田兼好の「徒然草」。思考や足跡を辿って新しく掘り起こした兼好像に基づいて、通説的な読み方にはとらわれずに、特徴的な章段を読み解く。
児童内容紹介 「無常観を主題とした遁世者(とんせいしゃ)の随筆」と言われがちな吉田兼好(よしだけんこう)の「徒然草」は、世間とつながっていたからこそ、書けた傑作です。作者の兼好はどんな社会と人間関係に生きたのか。思考や足跡を辿(たど)って新しく掘り起こした兼好像に基づいて、特徴的な章段を解説します。

目次

はじめに
第一章 かくてもあられけるよ
事実か虚構か/「栗栖野」のイメージ/連想の糸でつながる章段
第二章 時間よ止まれ
「すべてを捨てる」生き方/「空の名残」/それでも心を動かすもの
[コラム]徒然草の本文-烏丸本
本文を定める/たった一字の違いでも…
第三章 歌人としての兼好
和歌四天王/和歌世界の枠組み/実体験の歌、物語を題材にした歌/「恋の歌」の詠み方/なかなかの歌人
第四章 奇蹟が起きたら
大根が勇士となって…/兼好好みの「聞き違い」/奇蹟に対する距離の取り方
第五章 捨ててよいのですか?
最も人気のない箇所/おんぼろ書類ケース/「まかり」の謎/古くて汚いけれど
第六章 太平記の兼好
ラブレターの代筆/教科書としての太平記/権力者との距離
第七章 人の上に立つ人
人材が輩出する北条氏/松下禅尼の警告/エピソードに潜む同時代批判
第八章 自己紹介
役割を意識した自慢/馬術はたしなみ/巻子本時代の情報アクセス能力/当代きっての学者の誤りを指摘/書道の知識/見えない存在/対応を間違えると…/兼好の主人は誰か
第九章 源氏物語から徒然草へ-つれづれなる「浮舟」
宇治十帖への共感/和歌と源氏物語/手習巻を思いながら