倉島 節尚/著 -- 筑摩書房 -- 2019.3 -- 810.2

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
中央 ティーンズ Map Y/810/ク/ 0114176795 児童書 利用可

資料詳細

タイトル 中高生からの日本語の歴史
著者 倉島 節尚 /著  
叢書名 ちくまプリマー新書
出版者 筑摩書房
出版年 2019.3
ページ数 230p
大きさ 18cm
一般件名 日本語-歴史
NDC分類(8版) 810.2
NDC分類(9版) 810.2
ISBN13桁 978-4-480-68345-8
定価 ¥860
内容紹介 言葉は私たちの暮らしを映し出す鏡。普段何気なく使っている言葉には、数々の複雑な歴史や秘密が隠されている。日本語の成り立ちや仕組みを解説し、美しく使いこなすための技を伝える。
児童内容紹介 時代を追って日本の社会は変化し、そこに暮らす人々の生活や言葉にも変化が生まれた。古代から現代まで、時代とともに日本語がどのように変化してきたのかを、社会の状態や生活の様子を考えながら、具体的な例を挙げて解説する。

目次

はじめに
一 世界にはいくつの言語があるか
二 日本語はどの語族に属するのか
三 日本語を話す人は何人いるのか
四 日本語は難しい言語か
第1章 文字との出会い-奈良時代以前の日本語
一 金石文
二 漢字の伝来
三 漢字に音と訓が定着する
四 古代、ハ行音はパ行音だった?
第2章 知識人たちの言葉-奈良時代の日本語
一 [音韻]幻のルールに満ちた時代
二 [表記]万葉仮名の工夫
三 [語彙]短かった名詞
四 [文章・文体]書物編纂がさかんに
第3章 貴族文化が花開く-平安時代の日本語
一 [性格]京都の貴族の言葉
二 [音韻]ファ行の消滅
三 [表記]ひらがな・カタカナの発明
四 [語彙]漢語が広まる
五 [文法・語法]和歌にも文章にも係り結びが
六 「あめつち」「たゐに」「いろは」「五十音図」
第4章 僧侶・武士中心の文化-鎌倉時代の日本語
一 [性格]近代への過渡期
二 [表記]仮名の使用が広まる
三 [語彙]漢字尊重の風潮
四 [文章・文体]武士の力強さが全面に
第5章 民衆の台頭-室町時代の日本語
一 [性格]近代日本語へ向かう
二 [音韻]消えた音と生まれた音
三 [表記]文化が礼法と結びつく
四 [語彙]優美な女房詞
五 [文体]和漢混合文の流行
六 [文法・語法]単純化への流れ
第6章 近代の幕開け-江戸時代の日本語
一 [性格]多様化する言葉
二 [音韻]音が減る
三 [表記]漢字が庶民に普及
四 [語彙]漢語の定着
コラム 幕末に編纂された三大辞書
五 [文法・語法]豊かになる待遇表現
六 [文章・文体]言文が二分化する
七 江戸語と方言
八 国学者の日本語研究
第7章 西欧文化との出会い-近代(明治・大正)の日本語
一 [性格]ヨーロッパ化の機運が高まる
二 [音韻]東京式アクセントと京阪式アクセント
三 [表記]漢字使用の制限へ
四 [語彙]和製漢語がつくられる
五 [文法・語法]受け身表現の一般化
六 [文体・文章]言文一致運動
七 新聞・雑誌・書籍の刊行
八 近代的国語辞典の誕生
九 機械によるコミュニケーションの発達と共通語
第8章 激動する昭和時代の日本語
一 [音韻]外来語の影響
二 [表記]常用漢字表などの告示
三 [語彙]和製英語の登場
四 [文法・語法]ら抜き言葉が広がる
五 ことわざの解釈に変化
六 マスメディアの発達
七 電話の普及
八 昭和時代の国語辞典
第9章 IT全盛の時代-平成時代の日本語
一 いつでもどこでも
二 パソコン利用が普及-e‐mailが日常化する
三 電子辞書の実用化
四 若者が生んだ新しい表現
五 現代の敬語表現
おわりに
一 日本語史の時代区分
二 記録された日本語
三 変化はさまざまな部分に現れる
四 変化が続く日本語
参考文献
あとがき
索引