千葉 俊二/著 -- 岩波書店 -- 2022.4 -- 910.26

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
中央 ティーンズ Map Y/910/チ/ 0114479041 児童書 利用可

資料詳細

タイトル 作家たちの17歳
著者 千葉 俊二 /著  
叢書名 岩波ジュニア新書
出版者 岩波書店
出版年 2022.4
ページ数 13,210p
大きさ 18cm
一般件名 日本文学-作家
NDC分類(9版) 910.26
ISBN13桁 978-4-00-500951-0
定価 ¥880
内容紹介 太宰治、宮沢賢治、樋口一葉…。日本の文学史に大きな足跡を残した作家が、17歳の時にどのような選択をしたか、また、その選択がその後の人生にどのような影響を及ぼしたかを、当時の日記や創作の言葉をもとに明らかにする。
児童内容紹介 17歳のころ、太宰治(だざいおさむ)も、宮沢賢治(みやざわけんじ)も、夏目漱石(なつめそうせき)も、まだ「文豪」ではなかった。将来の夢、はじめての恋、進路の悩み、親との関係…。10代の彼らが向き合った人生の決断を、当時の日記や創作の言葉とともに紹介する。明治・大正時代の学校制度がわかるコラムも収録。

目次

はじめに-バタフライ・エフェクト
第一章 太宰治
「作家になろう、と私はひそかに願望した」
十六歳の日記/暗号で書く/優等生の中学時代/「作家になろう」/「正義と微笑」/最初の創作-「最後の太閤」/「地図」と自己意識/ふたつの衝撃-高等学校時代/人生の死活問題
コラム 近代日本の学校制度 その一
第二章 宮沢賢治
「おれの恋は、いまあの百合の花なのだ」
最初の人生の岐路/岩手病院への入院/将来への不安/「Erste Liebe」(初恋)/苦悩の日々と奇蹟/「ガドルフの百合」/アドレッセンス中葉の文学/法華経との出会い/まことのみんなの幸のために
第三章 芥川龍之介
「己と一緒に大きな世界へ来るがいい」
快活な中学時代/中学時代の集大成-「義仲論」/生い立ちと境遇/養子入籍/大川のほとり/回覧雑誌時代/生の孤独-「老狂人」/散りゆく花-「死相」/「死」との対話-「青年と死と」/野性へのあこがれ
第四章 谷崎潤一郎
「諸君は何のために学問を修めますか」
華やかな秀才/中学時代の通信簿/春風から秋雨へ/中学校進学への思い/稲葉先生の薫陶/竹馬の友/聖人願望/書生生活/春の目覚め/作家への決意/文壇へのデビュー
コラム 近代日本の学校制度 その二
第五章 樋口一葉
「誠にわれは女成けるものを」
十七歳の女戸主/父ゆずりの向上心/明治の女性と学歴/萩の舎入門/歌と小説/婚約破棄/筒井筒の恋/小説家への道/覚悟と天命/奇蹟の十四ケ月
第六章 夏目漱石
「我々はポテンシャル、エナージーを養うんだ」
慶応三年生まれの作家たち/遅咲き作家の十七歳/ポテンシャル、エナージー/小さな一個の邪魔物/遠回りの学歴/落第/文学への関心/明治の青春と漢詩文/作家への道
おわりに
参考文献